ポール看板

ポール看板

ポール看板は大きな道路に面した路面店に適しています。

支柱により自立することによって建物から離れた位置に設置でき、敷地の配置上、道路から建物が見えにくい場合に特に有効です。

ポール看板は大きく、町の景色となりその場所の特徴となり、景観を作っていきますのでその地域に対する宣伝効果は大いに期待できます。

外照式(スポットライトなど)や内照式やチャンネル文字など様々な種類のポール看板があります。

サイズは大型のものが多く、地域によって高さや面積に対する規制があるので計画時に確認が必要です。

地盤調査・構造計算

高さ4メートルを超えると建築物扱いになり、工作部確認申請が必要になります。

そのためには地盤調査データが必要です。

新築の建物の場合、地盤調査がすでにされている場合が多いのでそれを流用できます。

地盤データが無い場合には地盤調査をする必要があります。

スウェーデン式試験もしくはボーリング調査です。

1級建築士による図面作成や構造計算、材料の選定や施工方法を決定し、工作物確認申請を出します。

同時に屋外広告物申請の提出も必要になります。

許可が出ると確認済証が発行され工事可能になります。

図面、構造計算資料
発行された確認済証

基礎工事・セットアンカーの設置

許可がおりた図面通りに基礎工事を行います。

穴を掘って、配筋をしコンクリートを流します。

コンクリートを入れる前に配筋と一緒にセットアンカーをセットしておきます。

写真は一般的な底板がある基礎ですが、垂直方向に穴を掘る建柱式の建方もあります。

セットアンカー
一般的な底板がある基礎

ポール建方・ポールヘッドの設置

コンクリートの養生期間を取った後、クレーン車と高所作業車を使って製作したポールを立てて、ポールヘッドをのせます。

2段目の基礎を最後につくり埋め戻して完成です。

ポール設置の様子
ポールヘッドを乗せたトラックからクレーンで慎重に吊り上げます
釣り上げたポールヘッドを固定します
2段目の基礎
最後に、埋め戻して完成
ポール看板は、存在感が大きく宣伝効果が期待できます