効果的な看板づくりのポイント(5/6):デザインと機能性のバランス
コラム5:デザインと機能性のバランス
「美しさ」と「機能性」は、どちらも大切な要素です。
看板は企業や店舗の「顔」となる重要なビジュアル要素です。
そのため、美しいデザインであることは重要ですが、同時に「情報を正確に伝える」という機能性も求められます。
先日の複合施設の打ち合わせでは、家族経営の中でデザイン方針について意見の相違がありました。
ある方は「目立ちすぎない看板を」と希望され、別の方は「目立つ看板を」と主張されていました。
私たちがご提案したのは、以下のようなバランスを取った設計です。

- 店舗の内装(白壁とチーク材の建具)と調和した洗練されたデザイン
- 同時に、何の施設かが明確に伝わる情報設計
- フォントや色使いで「おしゃれさ」と「視認性」の両立を図る
結果として、「おしゃれで、なおかつ何の施設か分かる」看板が実現しました。
このようにデザイン性と機能性のバランスを常に意識することが大切です。
次回予告: 第6回は「看板から始まる顧客体験」について解説します。看板が持つ「誘導」の役割や、お客様の動線に沿った効果的なサイン計画について、実践的なアドバイスをご紹介します。お楽しみに!