効果的な看板づくりのポイント(4/6):「情報量」のバランス
コラム4:看板の「情報量」のバランス
必要な情報を過不足なく伝えることが重要です。
看板に盛り込む情報量は、多すぎても少なすぎても効果的ではありません。
情報過多の看板は読みづらく、情報不足の看板は何を伝えたいのか分かりません。
例えば、複合施設の看板では、以下の情報のバランスを考慮しました。

- 店舗名(ブランドアイデンティティ)
- 業種情報(カフェ・多目的ホールなど)
- 階数案内(2階入口の表示)
これらの情報は必要最小限でありながら、初めて訪れる人にとって十分な案内になります。
一方で、営業時間や詳細なサービス内容などは、入口付近の別の案内板に記載することで、看板自体はシンプルに保つことができます。
情報量のバランスを考える際は、「歩行者」と「車からの視認」でも異なります。
車で通過する人向けの看板は、一瞬で認識できるよう、より簡潔な情報に絞るべきでしょう。
次回予告: 第5回は「デザインと機能性のバランス」について解説します。
美しさと伝わりやすさを両立させるためのデザイン手法やポイントを、実例を交えてご紹介します。