効果的な看板づくりのポイント(2/6):設置場所と視認性の関係
コラム2:看板の設置場所と視認性の関係
看板はどこから、どのように見えるかを考慮することが重要です
看板のデザインや内容と同じくらい重要なのが、その設置場所です。
先日の複合施設の事例では、建物の2階に入口があるという特殊な条件がありました。
このケースでは、以下のような視点から設置場所を検討しました。

- 通りから施設の存在を認識できる場所(建物の外壁)にメイン看板を設置
- 2階への階段入口に誘導サインを設置し、上階への動線を明確に
- 無駄な看板は設置せず、必要な場所に必要な情報を配置
「どこに看板を設置するか」は、お客様の来店経路を想定して決定することが大切です。
例えば、車で来店するお客様が多い場合は、駐車場からの動線上に看板を設置することも検討すべきでしょう。
また、看板の「視認距離」も重要な要素です。どれくらいの距離から看板が見えるか、どれくらいの距離から文字や情報が読み取れるかを考慮して、サイズや文字の大きさを決定する必要があります。
住宅街の静かな通りなら小さめでも良いかもしれませんが、車通りの多い道路沿いなら、より遠くから視認できるサイズが求められます。
次回予告: 第3回は「立地条件に合わせた看板の照明計画」について解説します。
昼間と夜間の視認性の違い、周辺環境に配慮した照明の選び方など、実践的なノウハウをご紹介します。