フランチャイズ多店舗展開の看板術/【Vol.2】「何か色が違う…」を防ぐ。店舗ごとにバラツキを出さない色管理とコストを最適化する素材選び
コンプライアンスをクリアした上で、次なる課題は「ブランドイメージの統一」です。特に、ブランドカラーは企業の顔。しかし、店舗ごとに看板の色味が微妙に違って見えては、顧客に与える印象もバラついてしまいます。
徹底した色管理で、全国どこでも同じ「ブランドカラー」を再現
同じ色のデータを使っても、出力するプリンターの機種やその日の温湿度、使用する素材によって、仕上がりの色は微妙に変化します。私たちは、この差異をなくすために、徹底した色管理を行っています。

フィルムの場合
本部から指定されたメーカー・品番のフィルムを使用します。また、同じ看板内で製造ロットの異なるフィルムを混ぜて使うと色ムラが生じるため、同一ロットの材料で製作することを徹底しています。
出力の場合
指定された色見本を基準に、自社のプリンターで何度も色調整を行い、最適な設定値をデータとして保管しています。これにより、どの店舗の看板を製作する際も、常に安定した同じ色を再現できます。
コストと耐久性の最適なバランスをご提案
「初期コストは抑えたいが、すぐに色褪せたり劣化したりするのも困る」というのは、多くの担当者様が抱える悩みです。私たちは、店舗の立地条件や出店計画に合わせて、最適な素材の組み合わせをご提案します。
インクジェット出力
低コストですが、耐用年数は一般的に3~4年ほどです。短期的な使用や、日差しの影響が少ない場所におすすめです。
マーキングフィルム(カッティングシート)
コストは上がりますが、耐用年数は一般的に6~7年と長持ちします。日当たりが強い南向きの壁面など、過酷な環境に最適です。
例えば、特に目立たせたい正面のロゴは高品質なマーキングフィルムで、側面の案内表示はインクジェット出力で、といったように使い分けることで、耐久性を保ちながらコストを最適化することが可能です。
次回【Vol.3】では、これらの複雑なプロセスを、担当者様の手を煩わせることなく円滑に進める、私たちのサービス体制についてご紹介します。






