FC担当者様必見!:フランチャイズの顔!看板作りで失敗しないための「業者選び」3つのポイント
フランチャイズ(FC)展開を成功させる上で、ブランドイメージの統一は欠かせません。
その「顔」とも言えるのが、各店舗に設置される看板です。
「どの店舗も同じデザインのはずなのに、なんだか印象が違う…」
「オープンから数年で、特定の店舗だけ看板が色褪せて古びて見える…」
もし、そんな経験があるなら、看板業者選びに原因があるのかもしれません。
今回は、FC展開の担当者様が知っておくべき、業者選びの3つのポイントをご紹介します。
ポイント1:「安い」にはワケがある!数年後に後悔する品質トラブル
出店コストを抑えたい気持ちはどの企業も同じですが、看板業者を価格だけで選ぶのは少し危険です。なぜなら、安い業者には、目に見えない部分でコストを削っている可能性があるからです。
看板のトラブルで特に多いのが、表面の「表示面」の劣化。看板本体はしっかりしていても、肝心の店名やロゴの色が褪せたり、シートが剥がれたりしては台無しです。
こうした劣化は、主に以下の3つの要素の品質によって大きく左右されます。
- インク: 色の元となる塗料
- メディア: インクを印刷するシート本体
- ラミネートフィルム: 印刷面を保護する透明のフィルム
設置したばかりの頃は、どの看板も綺麗に見えるかもしれません。しかし、品質の差は、太陽の光や雨風にさらされることで、1年後、3年後にはっきりと現れてきます。

「安物買いの銭失い」にならないためにも、価格だけでなく、長期的な耐久性を考慮してくれる業者を選ぶことが重要です。
ポイント2:実は奥が深い!「インクジェット」と「カッティングシート」の賢い使い分け
現在、看板の表示面を作る方法は、主に2つあります。それぞれの特徴を理解し、設置場所の環境に合わせて使い分けることが長持ちの秘訣です。
- インクジェット出力
- 特徴: 写真やグラデーションなど、複雑なデザインもフルカラーで印刷できる。デザインの自由度が高い。
- 注意点: 構造上、紫外線による色褪せがカッティングシートより早い傾向がある。
- カッティングシート
- 特徴: 単色のシートを文字やロゴの形に切り抜いて貼り付ける。色褪せに強く、耐久性が高い。
- 注意点: 使える色やデザインに制限がある。
プロの看板業者は、お客様のデザインだけでなく、看板を設置する場所の環境(例えば、西日が強く当たる場所か、雨がかかりやすい場所かなど)まで考慮し、「この場所なら長持ちするカッティングシートの方が良いですよ」といった提案をしてくれるはずです。
ポイント3:マニュアル通りでOK?「色のズレ」がブランドイメージを損なうことも
「デザインデータもマニュアルも渡しているから、どの業者に頼んでも同じものができるはず」と思っていませんか?実は、そこにも落とし穴があります。
特にインクジェット出力の場合、使用するプリンターの機種やインクの種類によって、色の出方が微妙に変わってしまうことがあるのです。
特に、ブランドカラーでよく使われる赤やオレンジといった彩度の高い色は、プリンターによって再現することが難しいと言われています。
その結果、「A県とB県で、同じFCなのに看板の色が微妙に違う」という事態が起こりかねません。
優れた業者であれば、全国の店舗で色味を統一するためのノウハウを持っています。
例えば、日本塗料工業会(日塗工)が定めた色の標準番号で正確な色を共有したり、色の再現性が高いプリンターを導入したりと、ブランドイメージを守るための工夫をしてくれます。
業者を選ぶ際には、こうした色の統一まで意識してくれるかどうかも、ぜひ確認してみてください。